無添加商店 細菌説と環境説
 

病菌退治の過ち

マクガバンレポートには、
「20世紀の医学は特有なひとつの思考回路、偏った思考回路が支配している。
一言でいうと病菌退治の医学の思考回路だ。」
と書かれています。

これはつまり細菌説のことを言っています。

細菌説とは、感染症の原因はすべて病原菌にあり、
その病原菌を殺せば感染症は治るという考え方で、
ルイ・パストゥールやロベルト・コッホらが1880年代初頭に唱え、
西洋医学の基本的な考え方のひとつとして定着したものです。

細菌説の成り立ち

1876年、ドイツのロベルト・コッホは
たんそ病の原因がたんそ菌という病原菌であることを論文で発表しました。
さらに、コレラはコレラ菌、チフスはチフス菌結核は結核菌であることも発見し、
1905年にノーベル医学生理学賞を受賞しました。
細菌学を近代科学の領域にまで押し上げた功績から、
現在も「近代細菌学の父」と呼ばれています。

当時コレラやチフスは人類を滅亡に陥れるような伝染病として恐れられていました。
その病原菌を発見して治療薬を開発したのですから、
人々に大きな衝撃を与え
「病気はすべて細菌がもたらすものらしい。」と考えるようになりました。

コレラの発見のさきがけを作った細菌学者がルイ・パストゥールです。
彼は「生物の発光や腐敗は最近によって起きるのであり、
生物が自然に発光・腐敗するのではない。
人間や動物が病気になるのはすべて、体内に入ってきた菌が原因である。」と
主張しました。

このパストゥールこそが、現代医学の基礎を作った人です。
つまり西洋医学イコールパストゥール医学なのです。

環境説

今ではあまり知られていませんが、
当時、細菌説に対抗する学説として「病原環境説」という考え方がありました。

その名のとおり
「病気の原因は環境にある。」というもので、
ペッテンコーフェルという衛生学者などが主唱者です。

風邪をひいている人のそばにいったからといって、風邪をひくとは限らない、
風邪をひくかどうかは個々の抵抗力・免疫力にかかっているということです。

環境説と細菌説

ペッテンコーフェルは
「パストゥールは病気の原因は菌だというが、そんなことはない。
菌にやられてしまう体そのものに問題があるのだ。」と主張し、
自説の正しさを証明するために
学会でコレラ菌を一気飲みしたという逸話が残っています。

繰り返しますが、コレラは人類を滅ぼすとまで言われていました、
ペッテンコーフェルのこの無謀な行動には出席者も仰天。
しかし彼は熱が出ることもなく、少し下痢をしただけでぴんぴんしていました。

彼がこのような行動を取れたのは彼の説を裏付ける
アントワーヌ・べシャンという細菌学者がいたからです。

べシャンは「病気の原因は体の中にある。体の中には有機的な微生物がいて、
体が弱った結果、それが菌に変化するのだ。」と主張していましたが、
当時の人々はまったく信用していませんでした。

しかし、そもそもパストゥールが
「病気の原因は体外から入った菌である。」といえるようになったのは
べシャンが当時の顕微鏡で、体内に微生物がいるのを発見したからです。

ちなみに、二つの説は拮抗していましたが、
なぜパストゥールの説が採用されたかには諸説あります。

薬剤を作って儲ける人間が支持したため、
気の強いパストゥールに気の弱いべシャンが負けたため、
パストゥールのほうが容貌や人当たりがよかったためというのまであります。

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