無添加商店 抗菌・防カビの危険
 

至る所に抗菌・防カビ

「抗菌防臭加工」「抗菌防カビ加工」「ぬめり防止」
「黒ずみ防止」「防虫防カビ加工」など、
ありとあらゆる家庭用品に抗菌・防カビ加工がなされています。

抗菌防カビとは要するに細菌やカビの増殖を抑え込むというものです。
しかし、細菌やカビも人間と同じ「生き物」であり
細胞のつくりは基本的に変わりません。

細菌やカビの増殖を抑えたり、殺したりするのに
人間の体には悪影響が出ないとは虫のいい話ではないでしょうか?

人間の体もその周囲も細菌だらけなのです。
ほとんどの細菌は無害ですし、
人間に利益をもたらしてくれるものも少なくありません。

そもそも人間の体は微生物とのバランスの上に成り立っています。
抗菌・防カビ製品はそのバランスを崩す恐れがあります。

抗菌剤の正体

抗菌・防カビ製品にはその表面に菌やカビの増殖を抑え込む
抗菌剤がコーティングされていたり、
素材そのものに抗菌剤が練りこまれています。

抗菌剤には、金属などを使用する無機系、
有機化合物を利用した有機系、天然成分を利用した天然系があります。

  1. 無機系

    抗菌性金属の銀、亜鉛、銅などを、
    セラミック、ゼオライト、シリカゲルなどに混ぜて作ったものです。

    有機系に比べると殺菌力は弱く、
    細菌の増殖を食い止める程度しかできませんが、
    その分皮膚への影響は少ない。
  2. 有機系

    無機系よりも抗菌力が強いがその分皮膚への刺激も強い。
    塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、ジンクピリチオン、ビグアナイド、
    有機シリコン第4級アンモニウム塩、ベンゾピリジンなどがよく使われます。

    塩化ベンザルコニウムは殺菌力が強く、防腐剤としても使われています。
    通常利用される濃度では、一般に非刺激性といわれますが、
    長期間皮膚に触れていると、過敏症や皮膚刺激が現れることがあります。
    0.034%以上の濃度の溶液が目に入ったときは直ちに医学的処置が必要です。
    濃厚液が皮膚につくと腐食性皮膚障害を起こします。
    人間の致死量は1〜3gとされ症状として呼吸困難や窒息をともないます。

    クロルヘキジンは病院などでよく使われる消毒薬で、
    手指や皮膚、器具などの殺菌・除菌に使われます。
    塩化ベンザルコニウムよりは急性毒性は弱く、
    胎児毒性試験では、その毒性は認められなかったという報告があります。

    ジンクピリチオンはふけ取りシャンプーに、ビクアナイドは、
    電気掃除機の集じん紙パックに使われています。
  3. 天然系
    ヒノキから抽出したヒノチオール、
    かにの甲羅などを原料としたキトサン、ヨモギ抽出エキスなど。
    天然成分は基本的に安全ですが、アレルギーを起こす人もいます。

抗菌剤の作用メカニズム

どんな細菌も基本的な構造は共通しています。
細胞の設計図である遺伝子(DNA)がありそれを細胞質が取り囲み、
その周りを硬い細胞膜が包んでいます。
この細胞膜は細かい穴が表面に開いてるセロファンと同様の半透膜です。
この細胞膜を通じて水や栄養分を取り込んでいるのです。

無機系の場合、銀や銅などの金属イオンが最近ないに取り込まれ、
酵素の働きを妨害する、あるいは金属の触媒作用によって
空気中の酵素が殺菌力のある活性酸素に変化し、それが作用する。
結果、細菌の細胞の機能が失われ衰弱死するのです。

金属の微粒子が細胞膜の穴をふさいでしまい、
栄養分や水分を取り込めなくなり死ぬという説もあります。
細菌が死ぬには時間がかかるため、無機系は遅効性なのです。

有機系の場合、細胞膜や細胞の中に入り込んで
細胞質や遺伝子を直接破壊します。
無機系に比べ効果が早く現れ、強力ですがその分危険性は高いといえます。

天然系の場合、ヒバ油やヨモギエキスが細菌に直接働きかけると考えられますが、
メカニズムはよくわかっていません。

カビも基本的な構造は細菌と同じなので
同じようなメカニズムで作用すると考えていいでしょう。
ただし、カビは多細胞なので抵抗力は細菌よりもあります。

危険性

抗菌剤は人体にとって毒性物質なので、極微量で免疫を刺激しアレルギーや、
さらには化学物質化敏症をも引き起こす可能性があります。

耐性菌を誕生させる恐れもありますし、
常在菌を殺してしまいます。

常在菌は無害どころか、病原菌の侵入を防ぐことで体を保護しています。
抗菌剤で常在菌を殺してしまえばバリアーがなくなり
病原菌に対して無防備になってしまいます。

抗菌性の靴下を履き続けた場合、水虫菌の進入を受けやすくなりますし、
肌着を身につけることでタムシやインキンなどになりやすくなることも
十分考えられます。

特に「キレイ キレイ」などで全身殺菌する必要はどこにもありません。
O-157騒ぎで市場が過敏状態にあるとき、
消毒剤や薬用石鹸などの売り上げが急増しました。
全身を殺菌する薬用ボディシャンプーを売り出せば
間違いなく売れると思ったのでしょう。

「キレイ キレイ」に限らず市販のボディシャンプーには
危険性のある物質が多数含まれています。

安息香酸、安息香酸塩、パラベンなどの保存料。
細菌の増殖を抑えますが基本的に毒性物質です。
エデト酸塩は発がん性が疑われています。

法律

抗菌・防カビ製品はほとんど使われている抗菌剤が表示されていません。
これはなぜかというと、表示を義務付ける法律がないからです。

食品に使われる食品添加物の場合
食品衛生法により表示が義務付けられています。

医薬品の場合、薬事法によりやはり表示が義務付けられています。

家庭用品の場合は家庭用品品質表示法により、
製品の成分・用途・その他品質に関するものを
表示することが義務付けられていますが、
抗菌剤は表示の対象になっていないのです。

メーカーに問い合わせをしても、企業秘密をたてに教えてくれません。

企業からすればイメージが悪いため
抗菌剤を表示したくないというのが本音でしょうし、
国もその意向を受け入れている以上、規制は不十分で
消費者が気をつけるしかないのが現状です。

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